あぜ道日誌

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酒造好適米の品質調査始まる

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新規に導入した穀粒判別器(SATAKE 醸造用)とタンパク質含量測定装置(BLテック社)

 本年産の酒造好適米の品質調査がスタートしました。県内産、出羽燦々・美山錦(JA金山酒米研究会)、酒未来・羽州誉・龍の落とし子(この指とまれグループ)など、県外産では五百万石(富山県)などのサンプルが品質調査室に運び込まれています。11月に入ると西日本の産地からは山田錦・愛山(兵庫県)、雄町(岡山県)などが送られてきます。そのサンプルは例年700点近くにもなります。
 これらサンプルの品質調査は最新の機器で測定します。新規に導入した穀粒判別器(SATAKE 醸造用)では、玄米の整粒歩合、心白率、胴割れ粒歩合、玄米の粒形(長さ・幅・厚さ)を、近赤外分光分析装置(BLテック社)では玄米タンパク質含量を測定します。調査データはとりまとめたうえ、コメントを添えて生産者に示すこととしています。
 アスクがこうした品質調査を続けて十数年になります。地道な取り組みですが”継続は力なり”、酒米産地の品質向上に確実に結び付いています。一冬かけての調査が続きます。

(2017年10月19日 10:24)

小雨の降る中で"ASK愛山"の原原種刈り取り

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小雨の中、ASK愛山の原原種を刈る   アスク試験田の愛山はまだ青々としている
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 13日、幻の酒米とも呼ばれている”ASK愛山”の原原種(おおもとの種子)の刈り取りをしました。山形ではありません。兵庫県小野市の酒米生産者松本さんの田んぼで。6月10日現地に苗を持ち込んで田植えをし、松本さんが管理し育てました。
 この日の早朝、薄暗い山形から新幹線を乗り継いで現地に着いたのが15時近く、前日に送っていた作業着に着替え、刈り取り開始です。あいにくの天気と秋のつるべ落としを気にしながら。
 今年の愛山の生育は丈が1mほどで例年より20cmは短く、倒れていないため作業は順調に捗りました。1系統60株ずつ、5系統を明るいうちに刈り終え、まずは一安心です。
 刈り取った稲束はダンボール箱に詰め込み宅急便で山形へと運びます。翌日に直ちに乾燥、10日間ほど乾燥したのち、脱穀、調製します。原原種子は6kgほど、来年、松本さんの田んぼで原種として200kgほど増殖し、再来年に生産者へと配布します。
 愛山は兵庫県で生まれた酒米品種です。山形県の気象条件では上の写真からもわかりますように十分に育つことはできません。”芳醇な酒を醸す米の生産は優良種子から”をモットとするアスクは、愛山の生育に適した兵庫県で手間はかかりますが、このような地道な取り組みを行っているのです。紹介まで。

(2017年10月16日 10:29)

酒米の里金山、2.1mm選別で品質アップ

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秋雨に煙る酒米の里金山    トラック、フォークが行き交うJA金山の倉庫前
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検査に追われるJA金山長倉潤さん   特等出羽燦々と倉庫にうず高く積まれた酒米DSC_0484.JPG

 10月11日、酒米の里金山は雲が低く垂れ込め秋雨に田んぼは静まり返っていました。 JA金山の倉庫前は雨の中、米袋を運ぶトラックやフォークリフトが行き交い、倉庫には 酒造好適米”出羽燦々”、”美山錦”、そして新品種”雪若丸”が天井までうず高く積まれて います。
 「刈り取りは遅れているが、酒米研究会60数名のほぼ全員がこれまでの2.0mmから 2.1mm選別に切り替えたことから、特等が増加、品質は一段と良くなっています」と JA金山長倉潤検査員。
 ここに集荷された酒造好適米は生産者別にサンプルを取り、アスクが玄米タンパク 含有量などの品質を調査します。本調査は、平成17年から休むことなく行われ、その とりまとめ結果からは多くの有用なデータが得られています。本年産は2.1mm選別、 新たな知見が得られることが期待されます。楽しみです。
 

(2017年10月12日 10:41)

盛況"新米セール"

 アスク恒例の新米セールが今日(7日)開催されています。10時のオープンを待ちきれず、駐車場から沿道添いは車の列。今回のセールの目玉が新品種”雪若丸”の限定販売とあってとくに人気を呼んでいるようです。”アスクの米は旨い”、お客様の言葉に励まされ社員一同の”いらっしゃいませ”、”ありがとうございました”の声も一段と弾みます。
 新米セールは刈り取りが遅れていることもあり例年よりは遅くなりましたが、品質・食味は良好です。ぜひ山形の新米をご賞味ください。
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(2017年10月 7日 11:14)

月山に冬の訪れ、県内冷え込む

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 初冠雪を眺望(左:アスク屋上にて 右:山形市郊外にて)
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朝の冷え込みで一段と黄色を増す     夕暮れの月山

 山形地方気象台は5日、月山(1984m)の初冠雪を観測したと発表しました。平年(10月18日)より13日早く、昨年(同25日)より20日早いとのこと。頂上が白くなっているのはアスクの屋上からも眺望できました。
 ここ数日、朝方は冷え込み、今日6日も山間部の大蔵村肘折で3.9℃、西川町で4.1℃と今季一番の寒さになりました。刈り取りを終えない田んぼはこの低温で一段と黄色味を増しています。
 

(2017年10月 6日 10:37)

月山の紅葉、秋空に映える

DSC_0415 - コピー.JPG 1日、青空が広がりました。この天気に誘われるまま、中腹から頂上にかけて紅葉真っ盛りの月山に登ってきました。燃えるような紅葉が澄み切った秋空に映えます。間もなく白一色に雪化粧する月山の晩秋をご覧ください。
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(2017年10月 2日 11:36)

酒造好適米品種に適地適作あり

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アスク試験田の山田錦(9月26日)   兵庫県多可町の山田錦(9月27日)

 あと2日で10月、県内の稲刈りは例年より遅れているものの今最盛期を迎えています。アスク試験田の田んぼでは杭掛け乾燥していた種子は収納され、見本栽培の「愛山」、「山田錦」、「雄町」が残っているだけです。
 これら品種はいずれも酒米の横綱品種とも呼ばれていますがアスク試験田で試作すると、出穂期は山田錦が8月28日、愛山が8月30日、雄町が9月7日で、山形県の酒造好適米品種「出羽燦々」の出穂期より約1か月遅くなっています。青々と立毛している姿は刈り終えた田んぼではとりわけ目立ちます。
 これまでにも、9月が好天で、気温が高い年には辛うじて稔りましたが、今年はどうでしょうか。ここ数日の最低気温は28日が10.9℃、29日は8.4℃、登熟限界気温10℃近くまで低下しています。
 秋田村(兵庫県多可町)の山田錦の田んぼは一面黄色く熟れ、刈り取りを待つばかりになっています。山田錦は昭和11年に兵庫県で、雄町は大正11年岡山県で生まれ、爾来、長年にわたって誕生の地で育てられ、全国の蔵元で芳醇な酒を醸しています。酒米もまた、”適地適作”が大切なことを、アスク試験田は実証しています。

 

(2017年9月29日 12:12)

秋田村"山田錦"の生育状況をみる

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黄金色に染まる山田錦の田んぼに秋田村の幟が立つ  良品質が期待できると吉田会長

 酒造適米山田錦発祥の地兵庫県多可町、小雨降る里に咲き乱れる曼珠沙華、そして黄金色に染まる田んぼに立つ”秋田村”の幟がひときわ目立ちます。
 秋田村は多可町中町の酒米生産者50数名が”秋田の蔵元に高品質の山田錦を”との熱い思いで作り育む山田錦の田んぼの愛称名で、開村して7年目になります。9月27日、秋田村には蔵元、生産者、JAみのり、全農兵庫、多可町、アスクの関係者が集い、恒例となっている山田錦の生育状況を見て回りました。”天気に恵まれ、成育・登熟は順調、コケもせず、品質は期待できる”、部会長の吉田継夫さんの力強い説明にまずは一安心。
 圃場視察後、7月下旬に洪水の被害を受けた大仙市の蔵元に、秋田村村民から義援金が贈られ一同感激、秋田の蔵元と多可町の村民との絆が一層深まっていることを実感した秋の夕暮れのひとときでした。
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(2017年9月29日 09:59)

青空の下、山形の風物詩"芋煮会"

 抜けるような青空へ市東部を流れる馬見ヶ崎川の河原のあちらこちらから煙が立ち上ります。山形の秋の風物詩芋煮会です。芋煮会がいつの頃から盛んになったかは定かではありませんが、明治・大正時代、河川工事の工夫らが食べたのが始まりという説もあります。今は、職場、町内会、子供会の仲間、家族連れなどが河原に集い、鍋を囲みます。芋煮会は食べながら、飲みながらお互いの絆を強めあうひと時でもあります。
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米沢牛に舌づつみ?
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タップリのネギが入って、鍋は完成!歓声!

(2017年9月25日 09:50)

台風一過、恒例の稲刈り

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社長のあいさつを受け、早速田んぼへ    刈り取りのスタイルはさまざま

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  アスク恒例行事、社員イネ刈りが9月19日に行われました。18号台風一過の真っ青な空が広がり、絶好のイネ刈り日和。
 イネ刈りが初めてという新人さんに手ほどきをするベテラン、いつもながらの和やかな刈り取りの光景です。
 今年もおいしい新米を、おいしい酒を醸すお米を届けよう、社員一人ひとりがそんな思いを込めて爽やかな汗を流したひとときでした。
 

(2017年9月19日 13:39)
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