あぜ道日誌

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恒例"歳末大感謝祭セール"

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 アスク恒例の”歳末感謝セール”が小雨の中16日店開きしました。”はえぬき・コシヒカリ”の玄米30kgが8056円、”つや姫”9250円、”ヒメノモチ”白米3kgが962円という安さ。それに甘酒振る舞い、酒粕詰め放題、青菜漬け直売、生産者の野菜直売などなどのイベントなど盛りだくさん。日頃よりご愛顧いただいているお客様に社員一同感謝、感謝、忙しかった年の瀬の一日でした。

(2017年12月16日 11:33)

JA金山酒米研究会"29年産米の品質"

金山(長倉氏).JPG酒米の里金山、田んぼは深い雪に覆われています(12月14日、JA金山長倉潤氏撮影)
29年産金山品質.jpg 玄米幅と千粒重.jpg
図1 タンパク質含有量と千粒重の推移  図2 玄米幅と千粒重との関係

 12月半ばというのに県内は平年の3~4倍近い積雪深となっています。14日現在で山間部の大蔵村肘折の116㎝を最高に、西川町大井沢82cm、中山間地の金山町37cm、尾花沢市60cm、平野部でも米沢市61cm、山形市20cm、これから3月まで雪に追われる日々が続きます。
 さて、JA金山酒米研究会の29年産「出羽燦々」の品質調査の結果がまとまりました。その概要は次の通りです。生産者の総平均値では
  玄米千粒重:27.3g   玄米タンパク含有量:7.5%
  整粒歩合 :80.6%   胴割れ粒歩合   :3.4%
となっています。
 29年産の品質特徴は、上のグラフに示したように、千粒重が例年より1g、前年より2g近く大きかったことです。その要因が60数名の生産者がふるい目幅を2.0mmから2.1mmに切り替えたこと、加えて、7月中旬の高温多照によってモミが大きく形成されたこと(図2)が考えられます。
 出穂後は日照不足が続き、登熟、粒重の低下が懸念されました。にもかかわらず、 研究会は2.1mm選別で品質向上を図った、この果敢な取り組みに改めて敬意を表します。本年産の「出羽燦々」、これまでに増して芳醇な酒を醸すでしょう。

 

(2017年12月15日 09:59)

GI「山形」を飲み比べる

 県産酒造好適米新品種「雪女神」が醸す純米大吟醸酒をはじめ100種以上もの県産酒、いずれもGI「山形」の表示の酒瓶がずらりと並ぶ。愛飲家にとってはなんとも豪華なイベント「やまがたの酒と肴」が9日、山形市の霞城セントラルで開かれました。
 会場には甘い酒の香りが漂い、盃を酌み交わす女性客も目立ち、山形の酒談義に楽しいひと時を過ごしていました。その模様を撮ってきましたのでご覧ください。
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(2017年12月11日 09:57)

"ゆびきりげんまん"アスクに集う

ゆびきりげんまん.jpg 12月2日、JA新庄もがみ酒米研究会”ゆびきりげんまん”(指村貞芳会長)とJA関係者が、今年の作柄を振り返り、品質向上をめざす、そしてGLOBAL.GAP研修を目的にアスクに集いました。
 ゆびきりげんまんは会を結成し9年目、酒造好適米”出羽燦々”、”雪女神”、”美山錦”を生産しています。本年産出羽燦々の品質は上のグラフに示した通りです。玄米タンパク質含有量(11名の平均値)は7.3%(最低6.8%、最高7.5%)と低めでした。玄米千粒重は27.3g(最高27.9g、最低26.7g)と高い値でした。
 出穂以降日照不足が続いたにもかかわらず、タンパクが低く、粒が大きい高品質の酒米に仕上がったのは、全員が選別網を2.1mmに切り替えたことによるものです。その一方で、皆さん頭を抱えながら、”例年より減収した”との声。”はえぬき”、”つや姫”も同様とのこと。減収という生産者にとってもっとも痛手を被った状況で、2.1mm選別で品質向上を図った”ゆびきりげんまん”に敬意を表します。
 これからも一層の絆を強め、一日も早くGAPに取り組み新たな米作りを目指そう、乾杯!。
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GAP研修を受ける”ゆびきりげんまん”、終了後は高らかに”乾杯”でさらなる飛躍を期す

(2017年12月 4日 10:51)

(2017年12月 4日 10:51)

山形の酒を醸す

P1030183 - コピー.JPG             冬の棚田(朝日町椹平) 酒米株一覧.JPG

 早いもので今日から12月、一枚だけ残った今年のカレンダーに月日が経つのは早いものを実感します。
 山形の冬、山里は深々と降る雪に明け暮れます。雪下しを終え、地酒を酌み交わす、まさに至福のひとときです。地酒を醸す米を酒造好適米と呼んでいます。酒造適性を持つ山形の酒米品種は、山形県が開発した”出羽燦々”、”出羽の里”、”雪女神”、そして十四代蔵元高木酒造が開発した”龍の落とし子”、”羽州誉”、”酒未来”などバラエテイ豊かな酒米が県内各地で栽培されています。
 山形の地酒、その美酒の壜には”山形の天・地・人が育む米、天与の恵みの水、そして蔵元のすべてが溶け込んでいると言っても過言ではありません。今冬、山形の酒を是非ともご愛飲ください。

 

 

(2017年12月 1日 10:11)

"初冬"の置賜盆地

DSC_0640 - コピー.JPG霧の晴れ間に雄大な姿を表した大朝日岳(南陽市十分一山より)
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白竜湖からの飯豊連峰(かすかに上に見える) 濃霧の置賜盆地

 今朝の山形は冷え込みました。県南、置賜盆地では米沢市が-3.1℃、高畠町が-3.5℃と今季最低となりました。盆地一帯は濃霧にすっぽりと包みこまれ、昼過ぎになっても晴れませんでした。それでもわずかな晴れ間から飯豊連峰、西吾妻山など2000m級の山々がうっすらとその姿を表しています。対照的なのが大朝日岳、真っ青な空に雪化粧の険しい山容を見せています。標高250m近い置賜盆地ならではの初冬の風景です。
 小春日和は今日まで、明日からの天気予報は雪だるまマークが並んでいます。置賜盆地はこれから3月まで2mもの深い雪に覆われる日々が続きます。

(2017年11月28日 15:36)

酒造好適米の玄米形状(3)

P1050335.JPG       紅葉に新雪が朝日に映える(11月20日、アスク試験田にて)
玄米形状と千粒重(1).jpg 玄米形状と千粒重(2).jpg
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 山形市郊外の山々は朝日に紅葉と新雪が映え、この節ならではの光景を見せています。県内の積雪は(20日、9時現在)大蔵村肘折46cm、西川町大井沢39cm、尾花沢市38cm、金山町11cm、などとなっています。冬到来です。
 アスク試験田で収穫した29年産酒造好適米品種の玄米の大きさを長さ×幅×厚さで表すと、大きさと玄米千粒重は当然ながら関係が深く、相関係数は0.92(R2=0.85)でした。ところが、玄米の長さ×厚さと千粒重との関係をみるとその相関係数は0.96(R2=0.92)で、前者より高いという結果が得られました。このことは、粒の長さと厚さが共に粒重との関係が強いことを示しています。
 次に、粒の厚さと篩目幅2.0mmで玄米を選別した歩留りと同じく2.1mmで選別した歩留りの差(減収率)との関係では、厚さが2.07mmともっとも厚い出羽燦々の減収率が7%であるのに対し、雪女神は千粒重は大きいものの厚さが2.0mmと薄いために減収率は27%と大きく、明らかに品種間差が見られました。
 県内の酒米産地では、品質をより高めるため、篩目幅をこれまでの2.0mmから2.1mmへと移行しつつありますが、それによる減収率の幅には品種の玄米形状によって差が あることを本図は示しています。

(2017年11月20日 10:48)

酒造好適米品種の種子調製作業始まる

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創意工夫を凝らした原種種子調製施設    原々種(少量用)子の調製
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 山形の晩秋、紅葉が終わりを告げるとともに朝晩は一段と冷え込むようになりました。この節、恒例となっているのがアスク種子田で生産した酒造好適米品種の種子の調製作業です。
 アスクが取り扱っている酒造好適米品種「羽州誉」、「龍の落とし子」、「山酒4号(玉苗)」、「酒未来」、「改良信交」、「ASK愛山」、そして「キヨニシキ」、「はなの舞」の原種子、原々種子、これら以外にも「京の華」、「酒の華」、「雪化粧」の原々種子など、実に多様です。
 種子生産を一手に担っているのが「この指とまれ」の山口泰弘、平吹正直さん、13年目になるベテランです。種子の生産は、雪解けを待っての塩水選に始まり、播種、育苗、田植え、作溝・中干し、追肥、そして刈り取り・乾燥、とくに刈り取りでは一品種ごとにコンバインの分解掃除をするなど、通常の米作りより気を遣いながらの作業でした。
 種子調製の施設は、写真からもわかりますように、二人が創意工夫を凝らしたものです。モミが300~500kg入ったフレコンを持ち上げるフォークリフト、モミの芒(のげ)、枝梗(しこう)、ワラ屑を取り除く脱芒機、充実したモミを選別する回転型選別機、昇降機、秤などをつなぎ合わせ、効率的に作業を進めています。もちろん、一品種が終えるごとに入念な掃除は欠かせません。根気のいる作業が4日ほど続きます。
 調製した種子は20kgずつ紙袋に詰め、来年の3月には酒米生産者の元に届けられます。その量は年々増え、30年用は5000kg近くになります。山形の地酒を醸す酒造好適米の生産、それを支えているのが種子生産という二人の地道な取り組みがあってこそです。

(2017年11月15日 09:38)

酒造好適米の玄米形状(2)

DSC_0584.JPG        真っ青な空に紅葉が映える(山形市郊外の石行寺にて)品種の玄米外形.jpg


  暦の上では立冬を迎えましたが、山形はここ数日小春日和が続いています。紅葉は山から里へと下がり、今が真っ盛り。
 さて、アスク試験田の酒造好適米品種の玄米形状を調査した結果は右図のとおりです。図から、品種の形状にはそれぞれ特長があることがわかります。
 玄米の長さは、雪女神がもっとも長く5.65mm、次いで山形酒4号、酒未来、もっとも短いのが羽州誉です。玄米の幅は、出羽の里がもっとも広く3.13mm、次いで出羽燦々です。そして玄米の厚さは出羽燦々が2.07mmで他品種に比べ厚いことを示しています。
 品種のこれらの特長は、玄米千粒重や篩目幅別減収率と相関が高いこともわかりました。それらについては(3)で紹介します。
 

(2017年11月 7日 11:24)
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