G.A.P.

G.A.P.とは

G.A.P.(ギャップ) とは、Good(適正な)、Agricultural(農業の)、Practices(実践)の略です。GLOBALG.A.P.(グローバルギャップ)認証とは、それを証明する国際基準の仕組みを言います。 世界120か国以上に普及し、事実上の国際標準となっています。 欧米の大手小売をはじめ、最近では日本の小売でもGLOBALG.A.P.などの国際認証を取得した生産者からの仕入れを優先しています。

GLOBALG.A.P.認証は、食品安全、労働環境、環境保全に配慮した「持続的な生産活動」を実践する優良企業に与えられる世界共通ブランドです。取引先の信頼性向上、企業価値向上に貢献します。(GLOBALG.A.P.協議会より)

アスク稲作研究会のG.A.P.の取組み 

持続可能な農業の実践として、2010年からG.A.P.に取組んでいます。

2015年 GLOBALG.A.P. Option2 認証 生産者3名
2016年 GLOBALG.A.P. Option2 認証 生産者7名
2017年 GLOBALG.A.P. Option2 認証 生産者23名
2018年 GLOBALG.A.P. Option2 認証 生産者25名

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G.A.P.とは

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G.A.P.(Good Agricultural Practices) 農業生産の環境的、経済的及び社会的な持続性に向けた取組みであり、結果として安全で品質の良い食品及び非食品の農産物をもたらすものです。(国連食糧農業機関(FAO)より) 日本では適正農業管理と訳されます。 G.A.P.はあくまでも生産工程の認証規格であって、 農産物を認証するものではありません。 日本では独自の規格としてJG.A.P.があり 約4,000農場が認証されています。

GLOBALG.A.P.とは

国内唯一の国際標準のG.A.P.であり、GFSI(Global Food Safety Initiative) が承認する規格です。

1990年代にヨーロッパの大手小売業団体が、食品に対する消費者の信頼確立を目指して考案した生産ガイドラインです。生鮮食品(農産物、畜産物、水産物)と観賞用植物が対象と なっています。

ヨーロッパを中心に世界で約18万5,000農場が認証を受けており、一次生産のファクトスタンダードとなっています。日本では約480農場が認証されています。(2017年12月)

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GFSIとは

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Global Food Safety Initiative (グローバル・フード・セーフティ・イニシアチブ) グローバルに展開する食品事業者が集まり、 食品安全の向上と消費者の信頼強化に向け 様々な取組みを行う機関です。世界70ヵ国 約400社のメーカー、小売業者による The Consumer Goods Forumの下部組織と して2005年に発足し、世界的な食品安全 スキームの収斂(しゅうれん)をおこなっています。

東京オリンピック・パラリンピック食糧調達基準

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公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が選手村で使用する1,500万食分の食材調達基準を発表しました。前提条件は、「持続可能性に配慮した調達コード」です。優先事項として、国際標準のG.A.P.である、GLOBALG.A.P.を認証している農場、もしくは日本発の規格JG.A.P. Advanceを認証している農場、と公示されました。2012年のロンドンオリンピックを期に、「持続可能性」が強く求められるようになり、2020年東京オリンピックではロンドン以上の基準を求められています。

しかしながら、日本のGLOBALG.A.P.認証件数は、世界各国と比べて格段に少ないのが現状です。生産者はG.A.P.に取組み、消費者はG.A.P.を理解し「安全・安心」とは何かを考えることが“日本の農業を守る”ことに繋がります。

日本の農業を守ること=持続可能な農業=G.A.P.