米穀類販売のアスク(山形県)と焼酎メーカー濵田酒造(鹿児島県)は人口世界一となり急速に発展するインドへ焼酎「だいやめ」など輸出で協働。コンテナ単位の同国向け焼酎輸出は史上初。

2024年6月12日に北九州門司港よりインドへ向けて出港

インドで米の栽培と販売を行う米穀類販売業の株式会社アスク(山形県山形市、河合克行社長)と鹿児島県の老舗焼酎メーカー濵田酒造株式会社(いちき串木野市、濵田雄一郎社長)は本日濵田酒造の人気焼酎「だいやめ・隠し蔵」、クラフトジン「樹々」を満載したコンテナをインドに向けて送り出した。

日本の焼酎がフルコンテナでインドに上陸するのは歴史上初の試み。人口世界一14億8千万人のインドにおいて「ジャパニーズ・スピリッツ(焼酎)」の歴史が始まる。

高い経済成長率を背景に2027年にはGDPで日本・ドイツを抜き世界第3位となる同国だが、農産物や食品には厳しい輸入規制を設けている。アルコールの輸入販売についても他国に例を見ない厳しい規制が敷かれており輸出の実現までには両社ともに多大な時間と労力を要したもの。

コンテナは7月にはインドに到着し8月以降3社は共同でデリー、グルガオン、ムンバイなどにおいて市場定着に向けて消費者に向けた店頭イベントやレセプション、現地関係者に向けたレクチャー企画、現地販路開拓に向けた展示会などへの出展などを行っていく。個社別の取組経緯は以下の通り。

◇アスク

アスクは2014年にインドで事業を開始。米の輸入が難しい同国の日本料理店など向けに、現地で米の栽培と販売を始めた。この間、同国農業の環境改善への貢献なども認められ、規制が厳しい同国への食品輸出入ライセンスも取得。インド国内でウイスキーの製造や酒類の販売などを手がけるADSグループと提携し同国主要10州での商品展開を行うなど今年は酒類を含む加工食品の輸出事業も本格化する。

◇濵田酒造

濵田酒造は積極的な海外展開を行う中でいち早くインド市場に着目。営業担当者が何度もインドの主要都市にて営業活動を行うことで様々な法的・文化的障壁がある中で潜在的なニーズを探ってきた。

◆濵田酒造株式会社HP:https://www.hamadasyuzou.co.jp/

今回の輸出製品(提供:濵田酒造).jpg

今回輸出製品(提供:濵田酒造)

焼酎出荷風景(提供:濵田酒造).jpg

出荷風景(提供:濵田酒造)

2024年5月31日

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