アスク試験田における酒造好適米品種の玄米品質と気温との関係(2)
2 出穂前気温と粒厚歩合との関係
酒造好適米品種の玄米調製は通常ふるい目幅2.0~2.1mm で行われる。(1)と同様に、期間ごとの平均気温と粒厚歩合(ふるい目幅2.1mm)との関係では、早生、中生品種とも、もっとも明瞭な関係を示したのが出穂前11~20日目の平均気温であった。両者間には二次曲線が当てはまり、その決定係数は早生品種で0.5~0.6、中生品種で0.5~0.8で、千粒重より高い値を示した。そのほかの期間では明瞭な関係は認められなかった。粒厚歩合が最高となる出穂前11~20日目の平均気温は、早生品種が23.4℃、中生品種が24.0℃である。
篩目幅2.1mmの粒厚歩合は粒の大きさと関係することから、出穂前の気温に影響されるのは千粒重と同様と推察される。
さて、本年の出穂前11~20日目の平均気温を図の2次曲線上に当てはめると(図中の↑)、いずれの品種とも粒厚歩合は減少、と予測される。その減少程度は早生品種が30%、中生品種は品種で異なり出羽燦々が5%、雪女神が15%、出羽の里が15%、山酒4号が30%、そして酒未来が15%と見込まれる。
2025年7月24日 14:42








