春は名のみの、米づくりスタ-ト
春は名のみの、雪降る中でこめづくりスタ-ト
春は名のみの風の寒さや、山形はここ数日、冬に逆戻りしたような天気が続いています。「このゆびとまれ」の平吹正直さんは、毎年4月1日、恒例になっている塩水選作業を行います。「羽州誉」などの酒造好適米づくり20年目を迎えたこの日は生憎の天気。雪が降り続く中で冷たい水仕事をいとわず、今年の米づくりをスタ-トさせました。
「令和の米騒動」のさなかですが、米生産者のプライドをかけて消費者や蔵元に喜ばれる高品質の米づくり、いつもながらの変わらぬ姿勢です。
塩水選は130年も前に生まれ、我が国農業技術第1号ともいわれています。スマート農業が喧伝されている今、塩水でタネを選ぶ、というのは稚拙に思えるかもしれません。しかし、選んだ一粒一粒の種子は健苗を育み、高温にも低温にも強い高品質の米をも育むのです。
2025年4月 1日 13:37