"酒米を学ぶ"、村山産業高校生来社

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          タンパク含有量と千粒重を測定
 山形県立村山産業高校生5名が2月18日に来社し、実習田で栽培した酒造好適米品種「山酒4号」の品質を調査し、酒米についての研修をしました。
 「山酒4号」は村山農業高校(旧)が1983年(昭58)に育成した品種で、生徒達は校内の実習田で代々育んできました。自分達が栽培した山酒4号の品質を生産者(河北酒米研究会)のものと比べ評価し、酒米への知識をさらに深めよう。
 アスクの品質調査室で社員から手ほどきを受け、酒米品質のうち、粒数を数え「玄米千粒重」を、穀粒判別器(醸造用)で「整粒歩合」、「心白率」、「胴割粒歩合」、玄米形状「長さ・幅・厚さ」を、近赤外分光光度計でタンパク質含有量を測定しました。その結果、タンパク含有量は8.3%(生産者7.4%)、千粒重は24.8g(同26.3g)で 生産者のものと比べ、タンパク質含有量は高く、千粒重は小さいことがわかりました。その要因は、倒伏したから?、水管理が適切でなかったから? などなど。
 生徒達は、データを持ち帰り、気象や栽培経歴との関係を調べ、高品質の酒米づくりのための栽培方法の改善に役立てたいと熱心にメモを取っていました。"検討を祈る"。  

2025年2月20日 09:26