アスク試験田の作柄概況(令和6年)
令和6年の山形県の水稲作柄概況(9月25日現在)は、10アール当たり収量(単収)が前年比6キロ減の583キロで、県全体の作況指数は97の「やや不良」になる見込みと発表されました(東北農政局)。やや不良の要因は庄内、最上両地域での7月の記録的大雨によるとされています。被害を受けた生産者にあらためてお見舞い申し上げます。
さて、アスク試験田の作柄はどうだったでしょうか。その概況は次の通りです(グラフの白棒が本年、黒棒が平年)。
収量:8品種全体の収量は58kg/a、平年比98%。これは酒未来、山酒4号の減収が大きかったため(平年比92%)。
もみ数:全品種平年並み。
精玄米粒数歩合(2.0mm玄米粒数/全もみ数):登熟の度合いを示す精玄米粒数歩合は羽州誉、山酒4号で低下したほかは平年並み。
玄米千粒重:出羽燦々、出羽の里でやや低下したほかは平年並み。
以上から、アスク試験田の作柄は、総じて昨年を上回り、ほぼ平年並みの結果でした。
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2024年10月24日 10:54