蔵人さん、汗をふきふきず圃場巡回
出羽の里圃場際を疾走する「つばさ号」(米沢 阿部さん圃場)
雪女神(高畠町志賀さん圃場)
雪女神・出羽の里の作柄の説明を受ける(小国町井上さん圃場)
出羽の里(長井市小関さん圃場) 出羽燦々(同若林さん圃場)
「山形県研醸会」は昭和62年に設立、県内46社の蔵元の経営者、技術者、県工業技術センタ-研究員などで構成されています。会の一部門である酒米研究班は平成11年から毎年、県内の酒米産地の田んぼを巡回し、その作柄状況を調査しています。
さて、恒例になっている研究班の圃場巡回は8月24~25日の両日に実施。アスク試験田を皮切りに、置賜地方の酒米産地の田んぼを見て回りました。蔵人さんたちは、猛暑の中、田んぼに入り、汗を拭きふき、イネの丈、穂の数、もみの数などを調査。生産者は、ケイ酸質資材の施用、飽水水管理によって暑さ対策に取り組んでいるとのことで、研究班は生産者の高品質酒米生産への強い意欲を感じたようです。
9月に入っても残暑が続くと予報されていることから、とにかく、刈り遅れないことが鉄則、生産者と蔵人が、昨年の轍は踏まないとの思いを確認しあった圃場巡回でした。
2024年8月26日 10:20