「はえぬき」、「つや姫」、「雪若丸」誕生の地

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水田農業研究所本館       水田技術百年記念碑
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育種圃場             高温耐性検定
 我が国トップクラスの良食味米品種「はえぬき」、「つや姫」、「雪若丸」誕生の地が庄内平野のど真ん中、鶴岡市藤島にある山形県農業総合研究センタ-水田農業研究所です。
 同研究所は大正9年(1920)に山形県農事試験場庄内分場として創設。爾来、100年以上にもわたって庄内地方の米づくり技術に大きく貢献してきました。一方、戦前に庄内で普及した品種は篤農家が育成した亀の尾、福坊主などが席巻しました。戦後、民間育種は影を潜め、代わって他県で育成した農林41号、ササシグレなどの品種が普及します。このため、庄内の農家からは、庄内の土地柄にあった良質多収の新品種開発を望む声が高まり、その要望に応え、同場に育種事業がスタ-トしたのが和39年(1964)です。
 本年は、育種事業が発足して60周年という節目を迎えました。この間、23品種が育成され、県農業に大きく貢献してきました。中でも、「はえぬき」、「つや姫」、「雪若丸」はブランド米として県内外から高い評価を受けています。のみならず、酒米の「出羽燦々」,「出羽の里」、「雪女神」も県産酒の原料米として活躍しています。
 事業発足当時の育種目標は冷害に強い多収品種の育成でした。60年経った今、目標は良食味、耐高温性品種の育成へと180度も転回しました。米を取り巻く社会情勢の変化、地球温暖化への対応などなど、育種は新たな目標に向かって進んでいるようです。誕生の地を訪れ、その思いを強く感じました。

  

2024年7月17日 10:32