炎天下、酒米種子の刈り取り

DSC_2008.JPG DSC_2005.JPG
炎天下で羽州誉の種子を刈り取る平吹正直、山口大毅さん
DSC_2002.JPG
 9月に入っても、真夏の暑さが続いています。10日、炎天下でこの指とまれの平吹正直さん、山口大毅さんが酒造好適米「羽州誉」の種子刈り取りに汗を流しました。とにかく暑かった。種子田にはこのほかに「はなの舞」、「キヨニシキ」、「龍の落とし子」、「改良信交」、「酒未来」、「山酒4号(玉苗)」が作付けされています。
 アスク試験田の酒造好適米品種の原々種(種子田用の種子)の刈り取りも5~8日にかけて手刈り作業で完了。刈り取ったイネ束は杭架け乾燥し、20日ほど自然乾燥したのち収納、脱穀、調製します。その量は一品種10kgほどですが、来年種子田で1500kgほどに増殖され、そして再来年に生産者へと配布されます。大汗をかきながら刈り取った種子は、2年後の真冬においしい酒を醸すのです。
 種子生産は、他品種と混入しないよう気を使いながらの作業、コンバインの掃除などに手間がかかります。弊社が種子生産を手掛けて20年、酒づくりは原料米の厳正な種子生産から、アスクの変わることのない姿勢です。

2023年9月11日 12:16