杜氏さん、暑い、暑い中酒米圃場を巡回

DSC_1964.JPG        酒造好適米品種「雪女神」の穂波映える(酒田市本楯)
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アスク試験田の生育を調査  亀の尾の調査(阿部耕祐氏の圃場)
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雪女神(兵藤卓弥氏圃場)  山形県水田農業試験場にて

 昭和62年(1987)に設立された「山形県研醸会」は、県内46社の蔵元の経営者、技術者、県工業技術センタ-の研究員など90名で構成されています。会の一部門である酒米研究班は平成11年から毎年、蔵元間の壁を越え、県内の酒米産地の田んぼを巡回し、作柄状況を調査しています。
 8月26~27日の両日、アスク試験田を皮切りに、庄内地方の酒米生産地の田んぼを巡回しました。杜氏さんたちは、猛暑の中、刈り取りを間近に控えた田んぼに入り、汗を拭きふき、イネの丈、穂の数、モミの数など、作柄を調査。また生産者から栽培法や刈り取り時期などを聞き取り熱心にメモを取るなど、今年の造りに意欲満々です。
 その一方で、生産者、杜氏さんが一様に心配しているのが、こn暑さによる品質の低下です。白未熟粒が多くなるのでは、粒が小さくなるのでは、胴割れ粒が多くなるのではなどなど。とにかく、刈り遅れないことが鉄則、生産者と蔵元が確認し合った圃場巡回でした。
 

2023年8月28日 11:29