アスク試験田の田植え、雨ニモマケズ

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 田植えを終え「米の山形酒の国」を背に
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降りしきる雨の中でも慎重に

 アスク恒例の社員による田植えの15日、山形は朝からあいにくの雨、19年目を迎えた試験田での雨中田植えは初めてです。十四代高木酒造社長と社員の皆さん、そして大阪からも関係者が駆け付けてくれました。
 試験田に植えたのは酒造好適米品種「羽州誉」、「龍の落とし子」、「山酒4号(玉苗)」、「酒未来」、「改良信交」などの原々種(元タネ)です。いずれもアスクが独自に生産している品種です。種子の生産ですから、苗を一本ずつ他品種とは混ざらないよう、丁寧に、緊張感をもって植えこみます。苗は葉数3枚ほどに育ち、植えるには手ごろですが何せ雨の中、消えかかった型枠に目を凝らしながら曲がらないよう、いつもとは勝手が違う田植えに戸惑いながら。
 試験田には原々種以外にも、県内の生産されている酒造好適米品種「出羽燦々」、「美山錦」、「出羽の里」、「雪女神」に加え、「羽州誉」、「龍の落とし子」、「山酒4号(玉苗)」、「酒未来」の生育・収量・品質などの作柄を調査する「酒造好適米品種特性比較試験」を設置しています。調査結果は、作柄情報として本ブログからタイムリ-に流します。ご活用ください。
 雨ニモマケズ田植えは無事終了。一同、「米の山形酒の国」の看板を背に記念写真。試験田に植えた苗は、9月中旬にはたわわに稔り来年の原種として種子増殖され、2年目に蔵元で芳醇な酒を醸すのです。

2023年5月16日 09:37