アスク試験田、19年目を迎え気持ち新たに

DSC_1801.JPG DSC_1803.JPG
  酒造好適米品種の原々種を系統ごとに播く
 アスク試験田は19年目を迎えました。今年のタネまきは葉桜を眺めながら、小雨模様の花冷えのもとでの作業です。4月15日、社員が慣れた手つきで、酒造好適米品種「羽州誉」、「龍の落とし子」、「山酒4号(玉苗)」、「酒未来」、「改良信交」、「酒の華」の原々種、「美山錦」、「出羽燦々」、「出羽の里」、「雪女神」などの作柄調査用品種、そして「愛山」、「山田錦」、「雄町」、「五百万石」などの見本用酒米品種の種子をまきました。
 原々種は一品種5~8系統に分けて条まきします。原々種は元タネですから、他品種と混入しないよう、細心の注意を払いながらの作業です。
 アスク試験田は平成17年にスタ-ト、この間休むことなく、種子生産と酒米品種の作柄情報を本ブログを通じて提供してきました。酒米を巡る情勢は回復基調がみられるものの、依然として厳しいものがありますが、19年目を迎えた今年もよろしくお願いします。
 隣の作業場では、この指とまれの平吹正直さんらの山形ハーベストの皆さんが、大勢で手際よく播種作業を進めています。3日間で酒造好適米「羽州誉」、「龍の落とし子」、一般米「つや姫」、「雪若丸」、「はえぬき」、「コシヒカリ」を約10000箱(50ヘクタ-ル分)まきます。播種を終えた育苗箱はハウス内に並べ、出芽するまで保温マットを被覆します。
 5月中旬の田植えまでの1か月、潅水、マットを掛けたり外したり、ハウスの開閉などなど、育苗管理には大型連休はありません。
DSC_1804.JPG DSC_1806.JPG
 

2023年4月17日 09:42