令和4年 アスク試験田の作柄（2）
アスク試験田の酒造好適米品種の品質が上の図表です。グラフより、
粒厚2.1ｍｍ割合：いずれの品種も2.1ｍｍ以上の粒厚歩合は平年を上回り、とくに早生で高い。
玄米千粒重：いずれの品種も平年を上回り、対平年比102％（全品種こみ）。
整粒歩合：平年並み。
心白率：平年並み。
玄米タンパク含有率：いずれの品種も７％以下で全品種こみで平年より0.5％低い。
以上から、試験田の酒造好適米品種の品質は、大粒でタンパク質含有率が低く良好でした。その主要因として、（1）でも述べていますように、穂孕期～出穂期にかけての多照によってもみサイズが大きく形成されたこと、さらに、玄米幅、厚さが決定される登熟中期が日照は少なかったものの気温が登熟適温で経過したこと、などにあると考えています。
2023年2月13日 12:08
