秋田村開村12年目、蔵人さん山田錦を刈る


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開村12年目を迎えた"秋田村"、刈り取りを終えて
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 明治のはじめ、兵庫県多可郡中町(現多可町)の山田勢三郎翁が自分の圃場の中から優良な株を見つけ選抜したのが"山田穂"、後に酒造好適米"山田錦"の母方となります。"山田穂"の由来に因んで、多可町は山田錦発祥の地を自認しています。
 さて、多可町にある秋田村は、多可町中町の酒米生産者50数名が秋田県の蔵元に高品質の山田錦を、との思いを込めて作り育む山田錦の田んぼの愛称名です。村民は生産者、蔵元、JA、アスクなどの関係者の皆さんです。平成23年(2011)に開村し、本年で12年目に入りました。
 秋田村では、本年の6月に開村10周年を記念し、2年遅れでしたが、村民が集い記念の田植えを行いました。その様子は本ブログ6月16日号で紹介しています。それならば稲刈りも、との村民の熱い思いが実現。
 10月12日、雨と風の中で田植えをした苗は、黄色く、たわわに熟れ、まさに刈り取り適期を迎えていました。その一株一株を蔵人たち村民は慣れぬ手つきで刈り取っていきます。時折生産者のアドバイスを受けながら。
 刈取り後、村民一同記念写真に納まり、蔵人の皆さんは新酒造りへと思いを馳せるとともに、生産者との絆を一層強くした秋の一日でした。
 

2022年10月17日 11:40