試験田の原原種刈り取り

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 アスク試験田の酒造好適米早生品種の原々種が刈り取り
適期を迎え、5~6日にかけて社員が初刈りしました(写真は羽州誉の刈り取りを終えて)。刈り取ったのは、「羽州誉」、「龍の落とし子」、「改良信交」などの早生8品種です。出穂後の8月は日照不足の天気が続きましたが、刈り取り日は平年並みで、周辺の田んぼではいつもながら一番乗りです。 
 原々種は基本となる種子で品種ごとに系統栽培されています。他系統や他品種とは絶対混ざらないよう、気を使いながらの手作業です。刈り取ったイネ束は杭掛け乾燥します。20日ほど自然乾燥したのち収納、脱穀、調製した原々種子量は10kgほどになります。この種子は来年は原種種子として1500kgほどに増殖され、そして再来年に生産者へと配布します。この日刈り取った種子は、2年後の冬においしい酒を醸すのです。
 種子生産の作業には手間がかかりますが、酒づくりは厳正な種子生産から、アスクの変わることのない姿勢です。

2022年9月 6日 13:53