"ゆびきりげんまん"G.GAPへの決意新たに青田巡回

DSC_1489.JPG青田巡回した"ゆびきりげんまん"(鳥海山は後方雲の中)
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生育調査するアスク社員  巡回を終え意欲も新たに

 JAおいしいもがみ酒米研究会"ゆびきりげんまん"(代表 指村貞芳さん)グループが8日、恒例になっている青田巡回を行いました。メンバー16名、JA,アスクの総勢20名ほどが軽トラを連ね、酒造好適米「出羽燦々」、「雪女神」、「出羽の里」、「美山錦」、そして「酒未来」の田んぼ30か所を巡回、それぞれの田んぼの穂肥(出穂前20日ころの追肥)診断をし合いました。
 田んぼは中干しに入っており、時折吹く涼しい風のなかで草丈、茎数、葉色の測定、幼穂の確認をし、穂肥診断をします。出羽燦々の草丈は平均60cm(7月10日の生育指標値64cm)、茎数360本/㎡(420)、葉色値38(39)、雪女神はそれぞれ64cm(54)、400本/㎡(510)、35(35)で、茎数が指標値よりやや少なめでした。これらの結果から、穂肥は例年どおりN成分で1.5kg/10aとし、茎数少なく6月中旬に追肥した田んぼは葉色が指標値より濃いことから1.0kgとする、などの診断をしました。
 "ゆびきりげんまん"が酒米づくりを手掛けて13年目、メンバーは昨年行われた県優良酒米コンテストでは12部門中6部門でゴールド賞などを受賞、蔵元、酒米生産者などを驚かせました。
 生育が見事なほどに揃った青田、"ゆびきりげんまん"の品質向上への着実な歩みと、メンバー全員がG.GAPに取り組むという新たな決意に感動した一日でした。

2022年7月 9日 10:50