幻の酒米"ASK愛山"の原々種田植え

1655117835801 - コピー.jpg 酒米産地兵庫県三木市吉川町上中の棚田を一望に(撮影 小林和仁)
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原々種の苗を1本ずつ   田植えを終えて
DSC_1423.JPG 兵庫県三木市吉川町上中、田植えを終えた棚田の原風景が梅雨空の下に美しく広がっています。
 6月13日、アスク社員がその棚田の一角、谷郷昇さんの田んぼで"ASK愛山"の原々種(元種)の苗を1本ずつ植えました。
 "ASK愛山"は弊社が平成7年(1995)からコツコツと独自に育て上げてきた酒米品種です。山田錦、雄町の血を引き、芳醇な酒を醸すことで、著名な蔵元から注目されています。
 "ASK愛山"はアスク試験田で栽培しても、山形の気象条件では出穂期が9月近くと遅く、十分に登熟することができません。適地適作、"ASK愛山"が生まれ育った地で栽培し、その優れた特性を退化させずに厳正な種子を生産する、弊社がこだわる酒米生産の姿勢でもあります。この取り組みは平成25年(2013)から行っています。
 社内で育てた苗をアイスボックスに入れ、新幹線を乗り継いで6時間、田植えは1時間ほどで終了。順調に育てば9月初めに出穂、10月半ばには"ASK愛山"の穂波が黄金色に染まるでしょう。
 今回は、"ASK愛山"の原種(生産者用種子)を栽培する岸本さんの田んぼを訪問、田んぼはもちろん、畦畔や土手の管理、そのきめ細やかな心遣いには感心しました。
 
 

2022年6月16日 10:46