酒造好適米品種種子の刈り取り

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原原種子の杭掛け乾燥(アスク試験田) 羽州誉の原種種子の刈り取り

 爽やかに晴れた12日、この指とまれの平吹正直さんは酒造好適米品種「龍の落とし子」の原種種子の刈り取りをしました。令和4年用の生産者種子です。種子田にはこのほかに「はなの舞」、「キヨニシキ」、「羽州誉」(刈り取り済み)、「改良信交」、「酒未来」、「山酒4号(玉苗)」が作付けされ、順次刈り取りします。
 刈り取りを一手に引き受けているのが「この指とまれ」の山口泰弘、平吹正直さんです。種子生産を手掛けて17年目になるベテランです。種子用コンバインを巧みに操作し、異株が混入しないよう気を配りながらの作業、そして大変なのが終了後のコンバインの掃除です。1時間で刈り終えても、掃除には3倍もの時間がかかります。このため、刈り取りは一日一品種です。
 種子生産という面倒な作業を担うベテランによって育まれる厳正な種子が高品質の酒米を生み、芳醇な酒を醸す、空を気にしながらの刈り取り作業が続きます。 

2021年9月13日 10:10