アスク試験田の生育概況(9月1日現在)

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   酒造好適米品種(右から出羽燦々、出羽の里、雪女神)の登熟状況(8月31日)
成熟期調査.png 今年の山形県の水稲作柄概況について、東北農政局は8月31日、8月15日現在、県全体で「やや良」(平年比105~102%)の見込みと発表しました。この時期に「やや良」となるのは3年連続です。天候に恵まれ、生育はおおむね順調とのこと。
 アスク試験田の生育、登熟はほぼ平年並みとなっています。本年の気象は、6月から8月上旬までは高温、とくに7月下旬は猛暑、一転して8月中旬は低温寡照、その後は平年並みで経過しました。7月の高温で試験田の出穂は過去17年間で最も早くなりました。このため、出穂後の登熟は早まりましたが、中旬の不順気象によってやや停滞。
 9月上旬は秋雨前線で日照が少ない天気が続くようです。品質を低下させる厳しい残暑でないのは助かりますが、酒米の品質向上には登熟後半のもう一照りが欲しいところです。
 

 

2021年9月 2日 12:25