"穀雨"絶好のタネまき日和

DSC_1034.JPG 二十四節気の一つ、穀雨は「百穀春雨」、「雨降って百穀を潤す」ということに由来し、この時期になると暖かな雨が降り、田畑を潤し、タネまきにはもってこいの季節とされています。山形の空も、昨日まで続いた花冷えとは打って変わり、初夏を思わせる陽気になりました。
 この指とまれの山口泰弘さん、穀雨の日に合わせたかのように、タネまきがスタートしました。20ヘクタールを経営する山口さんのタネまきは2回に分けて行います。1回目の今日は酒造好適米品種「龍の落とし子」、「山酒4号(玉苗)」、「酒未来」の種子用および醸造用約10ヘクタール分の1500枚播きます。2回目は一週遅れて一般米「つや姫」、「雪若丸」、「コシヒカリ」10ヘクタール分を播く予定とのこと。
 20ヘイクタールの経営面積の作業をほとんど一人でこなす山口さん、そこには随所に創意工夫を凝らし、いつもながら感心させられます。山口さんら生産者が生き生きと働く、そんな米づくりであってほしい。そして手にした酒米が醸す酒をじっくりと味わう日が一でも早く来る日を。

2021年4月20日 12:08