山酒4号(玉苗)刈取り前に圃場巡回

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 9月8日の県内は、南からの暖かい空気が流れ込み気温が上昇、最高気温は高畠36.8℃、山形36.6℃などの猛暑となりました。山形市の最高気温は9月としては観測以来(1889年、明治22年)の1位の記録更新です。
 この暑さが少し柔らかくなった午後、酒造好適米品種山酒4号(玉苗)の生産者グループ、かほく酒米研究会(奥山喜男会長)が刈り取り前の圃場巡回をしました。この巡回は毎年行っているもので、メンバーの圃場を観察し、刈り取り時期の診断、出来具合などの情報を交換し合う場です。
 刈り取り前の山酒4号(玉苗)は止葉がなびく穂波と黄金色の熟色、遠くからでも山酒4号の田んぼと確認できます。メンバーは目にした鮮美な穂波に確かな手ごたえを感じながらも、猛暑の品質への影響が気になります。同じく猛暑年であった平成22年産山酒4号は腹白型心白によって1等米比率がが低下したからです。品質低下を防ぐには適期刈り取りです。刈り遅れないよう作業を急ぐことを確認し合いました。

2020年9月 9日 12:47