"ゆびきりげんまん"、高品質酒米をめざして

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 JAおいしいもがみ酒米研究会”ゆびきりげんまん(代表指村貞芳さん)グループが9日、恒例になっている酒米圃場の巡回を行いました。メンバー16名、JA、アスク総勢23名が軽トラックを連ね、酒造好適米「出羽燦々」、「雪女神」、「美山錦」、21点の田んぼを巡回、穂肥(出穂前20日ころの追肥)の適期、量を診断し合います。
 いつもの年なら中干しを終え、土は固く締まっているのですが、連日の雨降りのため、泥に足を取られながら草丈、葉色を調査しました。この時期の草丈と葉色は玄米のタンパク質含有量と関係があるからです。調査結果では、「出羽燦々」の草丈は平均して64cm、葉色(SPAD値)は40で生育指標値並み、「雪女神」は草丈61cm、葉色36で指標値より草丈やや長め、両品種とも幼穂が確認されていることから、穂肥はN成分で1.5kg/10aを施用することを確認しました
 ゆびきりげんまんグループは酒米づくりを手掛けて11年目、メンバーのうち3名が昨年の県酒米コンテストで知事賞などを受賞するなど、その実力は高く評価されています。酒米をめぐる情勢は厳しいものがありますが、グループは本年も高品質の酒米づくりをめざしています。


 

さん)義

 

2020年7月10日 11:53