はえぬき・つや姫・雪若丸誕生の地を訪れて

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水田農業試験場中野目試験地からの鳥海山、月山(6月6日)
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 山形県のブランド米「はえぬき」「つや姫」「雪若丸」、酒造好適米「出羽燦々」「出羽の里」「雪女神」など、多くの優れた品種を育成した山形県農業総合研究センター水田農業試験場を訪れました。
 水田農業試験場は大正9年(1920)に旧藤島村(現鶴岡市)に庄内分場として設置され、本年で百周年を迎えました。山形新聞は当時の模様を「・・・庄名分場に在りては水田を主として一般稲作上の指導奨励すべき使命を帯び、既に常傭農夫を雇い入れ苗代聖地の準備に着手・・・」と報じています(大正9年4月8日)。
 田植えを終えて間もない試験圃場には数千もの白いラベルが立ち並び壮観です。かつて、つや姫も雪若丸もこうして育てられ、その中から選抜されたのでしょう。そして、いつの日かより優れた品種が誕生することを期待し、試験場を後にしました。

2020年6月 8日 10:35