試験田、5葉抽出中

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 5月14日に田植えしたアスク試験田の酒造好適米品種は、活着後に低温や強風に遭遇したものの順調に生育しています。活着後の葉数の展開は、品種によって若干の違いはありますが、出羽燦々、出羽の里、雪女神で4.5~5.0葉、美山錦、羽州誉、龍の落とし子、山酒4号(玉苗)、酒未来で5.0~5.5葉です(5月27日現在)。
 まもなく分げつが出現しますが、イネの分げつの出方は「同伸葉理論」によって規則性があります。抽出中の葉を第n葉(図では6葉)とすると、第n-3(3葉)の葉鞘から分げつが出るとされています。しかしこの規則性は苗質、田植え後の水管理、気水温などに影響され、分げつは理論通りには出現しません。試験田でも6葉抽出中なのにまだ出現していませんでした。
 葉数の調査は生育の進度を推定するための大事な指標ですので、マジックペンで葉先にその葉数を書いて(写真では5葉)、止葉が抽出(12~13葉)するまで定期的にチェックします。試験田の生育概況は6月10日から10日ごとに本ブログで報告しますので活用ください。

 

2020年5月27日 12:03