マスクをつけてのタネまき

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原々種をまくアスク社員
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15000箱を播種する山形ハーベスト
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育苗箱を並べ保温シートで被う

 さくら開花宣言が観測開始以来最も早かった(4月3日)のですが、その後は花冷えが続いたこともあり今が満開。その桜を目にしながらの米づくりがスタートしました。この指とまれの平吹正直さんの山形ハーベストが4月15日播種しました。作業している皆さんは例年通りの面々ですが、違うのは全員がマスクをつけていることです。
 この日は酒造好適米品種「羽州誉」、「龍の落とし子」、「改良信交」の種子生産用と醸造用を播種、一般品種をも含め3日間で15000箱、作付け面積にして約60ヘクタール分を予定しています。
 高速の播種機が回転する傍らで、アスクの若手社員が「羽州誉」、「龍の落とし子」、「山酒4号」、「酒未来」、「改良信交」、「酒の華」の原々種子を手播きしました。原々種子は品種の元タネですから、一品種5系統に分けて系統栽培をします。もちろん、他品種のタネが一粒たりとも混入しないよう、細心の注意を払いながらの作業です。
 播種を終えた育苗箱はハウス内に置床し、苗の葉が1枚ほど出揃うまでシートで保温します。播いたタネは5日ほどで白い小さな芽を出します。出芽と呼んでいます。これから田植えまでの1か月間、シートの徐覆・ハウスの開閉・潅水など、春の変わりやすい天気に気を遣いながらこまめな管理が続きます。
 新型コロナに翻弄されていますが、一日も早く終息し、笑顔で田植えできることを願っています。

2020年4月15日 13:35