酒造好適米の品質調査スタート

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愛山、スーパー山田錦が入庫(兵庫県三木市吉川産)
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SATAKE穀粒判別器            BLTEC社近赤外分析計
 
 二十四節気の一つの霜降を迎え、朝晩の冷え込みが厳しくなったように感じます。アスクには連日、県内産はもちろんのこと、全国の酒米産地から酒造好適米が入庫しています。兵庫県三木市吉川産の山田錦、愛山も大型トラックで運ばれてきました。
 これらの酒造好適米は産地にかかわらず、生産者別のサンプルも同時に送られてきます。その数は年間600点近くになります。調査に威力を発揮するのがアスク品質調査室に設置しているSATAKE穀粒判別器とBLTEC社近赤外分析計です。穀粒判別器で玄米の整粒歩合、心白粒歩合、胴割粒歩合、玄米一粒の長さ・幅・厚みを、近赤外分析計では玄米水分、タンパク含有量をそれぞれ測定します。千粒重は20g中の粒数を手作業で数え千粒当たりに換算して測定します。測定したデータは取りまとめ、その結果は生産者、蔵元に報告、品質、酒質向上に役立つようにしています。
 これから一冬、品質調査が続きます。
 

 

2019年10月24日 10:51