「つや姫」、「雪若丸」誕生の地

 山形が誇る良食味品種「はえぬき」、「つや姫」、「雪若丸」、そして酒造好適米品種「出羽燦々」、「出羽の里」、「雪女神」など、数多くの水稲品種を育成した山形県農業総合研究センター水田農業試験場(鶴岡市藤島)の試験圃場を参観してきました。
 田植えを終えたばかりの試験田には、品種名や育成中の材料(系統、雑種集団など)を記した白いラベルが立ち並び壮観です。毎年作付けされるおびただしい数の雑種個体や系統は、食味、品質、収量性、耐病性、耐冷性、近年では高温耐性の特性について10数年もの間厳しい選抜、淘汰が繰り返され、品種になるのはそれらの頂点に立つほんの一握りとか。爽やかな風にそよぐ苗、この中から新品種が誕生することを期待し試験場を後にしました。
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冷水かけ流しによる耐冷性検定        ハウス栽培による高温耐性検定

 

2019年6月 3日 10:12