"雪若丸"、"つや姫"のさらなるおいしさを求めて

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ごはんの食べ比べするセンター職員のみなさん

 山形市西部郊外の小高い丘に建つ山形県農業総合研究センター、センター内は静寂そのもの、研究員の皆さんは試験圃場で一年がかりで得られたデータのとりまとめに追われています。
 なかでも食味官能検査の部屋ではパネラーは真剣なまなざしで、小さなトレイに盛った8種類のごはんを目で、鼻で、そして口に含み、五感を研ぎ澄まして、美味しさを判定しています。お米は試験圃場産のみならず、全県の産地から集めた新品種”雪若丸”、おいしさが注目を浴びている”つや姫”など、食味官能試験は連日行っているとのこと。
 県内の本年産作柄はやや不良でしたが、品質は良好です。一等米比率では”雪若丸”98.6%、”つや姫”97.3%、そして”はえぬき”97.0%(10月31日現在)の高い検査結果を示しています。高品質でおいしい山形米、それには”食べまくる”というセンター職員の地道な取り組みが産んだ研究成果がが大きく貢献していることを実感しました。これからのさらなる研究を期待し、落葉したこぶしの坂道を後にしました。
 

2018年12月13日 11:51