酒造好適米"山酒4号(玉苗)"の作柄を振り返る

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 雪模様の天気も一段落した12日夕方、酒造好適米”山酒4号(玉苗)”の生産者”かほく酒米研究会”が寒河江市のしにせ”陣屋” で総会を開きました。会には、奥山喜男会長ら生産者、研究会を支援する山崎商事、山米商事、アスクが集い、山酒4号(玉苗)の作柄などについて語り合いました。
 本年産山酒4号(玉苗)の品質概要は上の図に示したように、玄米タンパク含量(赤線)は平均7.2%で並み、玄米千粒重(青線)は平均26.9gで並みでしたが、生産者間でのバラツキが大きかったのが反省点です。一方、29年産で高かった胴割れ粒歩合は0.4%と低下、その要因に、前年の反省を踏まえ適期刈り取りと乾燥法に注意を払ったことを上げています。
 研究会が生産した山酒4号(玉苗)は、県内では新藤酒造(米沢市)、秀鳳酒造場(山形市)、朝日川酒造(河北町)、冨士酒造(鶴岡市)、県外では日本清酒(北海道)、墨廼江(宮城県)、松岡醸造(埼玉県)、冨久千代酒造(佐賀県)の蔵元で醸造されています。
 総会後の懇親会での乾杯は”九郎左ヱ門雅山流”(新藤酒造)、山酒4号(玉苗)が醸す馥郁とした香りを酌み交わし米作りを熱く語り合ったことはもちろんです。

2018年12月13日 10:32