桜開花を待って播種始まる

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平吹正直さん達の賑やかな播種作業
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山口泰弘さんは両親と  アスク試験田の播種は手作業で

 山形地方気象台は14日、ソメイヨシノの標本木が開花したと発表、平年より1日早く、昨年より14日遅いとのことです。これに合わせたかのように、15日にこの指とまれの平吹・山口さんの播種スタートです。あいにく作業を始めた頃から冷たい雨が・・・・。
 平吹さんたち山形ハーベストは酒造好適米品種、「羽州誉」・「龍の落とし子」を総勢20名ほどの人海戦術でたちまちのうちに終了させました。山口さんは、両親と一緒に「酒未来」を播きました。山口さんは、家族労働でも効率が上がるよういろいろと創意工夫を凝らしています。
 アスクは「羽州誉」・「龍の落とし子」・「山酒4号」・「酒未来」・「改良信交」・「京の華」・「酒の華」の原々種を播きました。原々種は品種の元タネですから、一品種5系統に分けて系統栽培します。もちろん、他品種が一粒たりとも混入しないよう注意を払いながら。
 播種を終えた育苗箱はハウスに置床し、苗の葉が1枚ほど出そろうまでマットで保温します。今日播いたタネは5日もすれば白い小さな芽が一斉に顔を出します。出芽と呼んでいます。これから5月中旬の田植えまでの1か月間、保温、灌水など春の変わりやすい天気に気を遣いながら、こまめな管理が続きます。

2017年4月15日 14:18