"清明"の時節

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西蔵王、龍山には新雪が(4月3日アスク試験田から)  桜のつぼみはまだ硬そう

DSC_1475.JPG 今日4日は二十四節気の清明、春風が吹き、天地は明るく清らかになる時節を指すとのこと。山形の空も今日は清明にふさわしい春の陽気を感じます。
  でもこの節を杜牧は”清明の時節雨紛々・・・”と詠み、昔から菜種梅雨、春に三日の晴れ間なしなどと言われているように、不順天気が続きます。昨日までも寒い日が続きました。この寒さで桜の開花は遅れるでしょうか。「この指とまれ」の山口・平吹さんは塩水選を終え、休む間もなく、ハウスの補修、播種の準備など外仕事に追われています。これから先良天候が続くことを願っています。
 塩水選をしたタネもみは、水を入れた浴槽のような大きなタンクに浸漬されています。浸種とも呼んでいます。浸漬する目的は、タネもみに十分な水分を吸収させ、またモミの表面に含まれている発芽抑制物質を除去して、一斉に発芽させることにあります。タネもみは、風乾重の約15%を吸水した時から、胚の活動が始まります。浸漬温度は、吸水しても低温のため発芽できない10~13℃がよく、すべてのタネもみに十分吸水させることができます。浸漬期間は積算水温で120℃、おおよそ10日間程度です。
 
 浸漬を終えると、芽だし(催芽)をし、桜が咲き始める?4月15日頃からタネ播きスタートです。
 

 

 

 

 

 

2017年4月 3日 12:22