幻の酒米"雄町"の生産者来社

omati無題.jpg DSC_1376.JPG
DSC_1379.JPG 幻の酒米とも呼ばれている「雄町」、誕生は江戸時代末期の安政6年(1859)まで遡ります。爾来、備前の国で今日まで160余年にわたって育まれてきました。
 2月23日、雄町の中でも最高にランクされている赤磐産雄町の生産者(JA岡山東赤坂特産雄町研究会:岩藤英彦会長)、JAの関係者が来社しました。ちなみに、生産者は4名でいずれもグローバルGAP認証を受けています。
 研究会は毎年来形し、自分たちが汗した雄町の評価を県内の蔵元やアスクで確認しあい、品質向上に努めています。アスクもまた10年近く赤坂地区雄町の品質調査をしています。28年産22点の調査結果では、整粒歩合はこれまでにないくらい良好でしたが、千粒重が小さく、タンパク含有率は高めでした。その要因の一つが、岩藤会長によれば、登熟期間の日照不足に見舞われたためでないか、”天気と雄町はままならぬ” とのこと。
 話し合いの終了後、小雨の中、アスクから車で20分ほどの蔵王の樹氷見学へ。”残念”、強風のためロープウェーが運休、雪に足下をとられながらゲレンデで記念写真を撮って早々に退散しました。
 麓の温泉宿の名湯につかり、山形の地酒を酌み交わし、雄町談義に話が弾んだことは言うまでもありません。山形弁と岡山弁で。

2017年2月24日 10:05