秋雨に煙る"酒米の里"

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秋雨に煙る酒米の里金山
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天井まで積まれた出羽燦々・美山錦、品質は良好

 10月8日、二十四節気の寒露、秋雨に煙る酒米の里は刈り取りもほぼ終え、静まり返っていました。JA金山の倉庫には、酒造好適米”出羽燦々”、”美山錦”が天井までうず高く積まれています。「刈り取りに入って雨降りが続いたものの品質は良好で、一等米は99%近い」とのこと。
 ここに集荷された酒造好適米は、60数名の生産者別にサンプルを取り、アスクが千粒重、整粒歩合、心白率、玄米タンパク質含有量などの品質を調査します。本調査は平成17年から 始めてもう12年目になります。一つ一つのデータ約4000点はすべてパソコンにファイルされ、いつでも取り出せるようになっています。また、これらのデータからは、金山の気象、土壌型と品質との関係などの多くの知見が得られ、品質向上に役立っています。
 生産者の笑顔を思い浮かべながらの調査が間もなくスタートします。本年産の酒米からはどんな知見が得られるでしょうか。楽しみです。
 

2016年10月11日 10:17