秋田村の"山田錦"に手ごたえ

P1030930.JPG曼珠沙華が咲き乱れる秋田村を背景に
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”今年の山田はコケないでガンバッとるわ”

 酒造好適米品種のナンバーワン山田錦、その発祥の地兵庫県多可町に誕生した秋田村は早いもので6年目を迎えました。秋田村は、多可町中町の酒米生産者60名が”秋田の蔵元に高品質の山田錦を”との熱い思いで作り、育む田んぼの愛称です。
 9月26日、蔵元、生産者、JAみのり、全農兵庫、多可町、そしてアスクの関係者が集い、村の成長ぶりを見て回りました。例年より丈は短く、穂の数は少ないとのこと。”いつもならコケているのに、今年の山田はよう立っとる”、とは酒米づくりのベテラン吉田継夫村長の談。曼珠沙華と妍を競うように鮮麗な熟色の穂に確かな手ごたえを感じます。刈り取りは、10月中旬と見込まれていますが、台風が襲来しないよう願うばかりです。
 曼珠沙華には”また逢う日を楽しみに”という花言葉があるとか。すっかり顔なじみになった村民に見送られながら、一層絆が深まった山田錦発祥の地の夕暮れでした。
 

 

2016年9月28日 10:41