梅雨明けはいつ?

DSC_0271 - コピー.JPG       真っ青な空と葉山、緑のじゅうたんを車窓に(村山市にて)
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尾花沢市六沢にて                山形市郊外にて
気象(酒田・仙台).jpg ここ数日、山形は真っ青に晴れ渡り、梅雨明けのような空が広がっています。 ところで、山形県の天気とは反対に隣の宮城県はぐずついた空が続いているとか。そこで、7/21から7/24日の天気を、日本海側の酒田市と太平洋側の仙台市とで比べてみました(右図)。酒田の日最高気温は30℃、日照は13時間、これに対し仙台は24℃と1時間以下で、両市には大きな差がみられます。
  この時期、オホーツク海に高気圧が張り出し、宮城県には太平洋から冷たい風が吹走します。ヤマセです。ヤマセは県境に屹立する奥羽山脈が衝立となって、山形県側には入り込んできません。高い山々が切れる所では白い雲が低く垂れ込みますが、平野部は青空が広がり、庄内地方ではダシ風が吹きます。
 ヤマセが連日続くと東北地方は冷害に見舞われますが、今回のは短期間であり、冷害に弱い減数分裂期という危険期は過ぎているのでまず心配はないでしょう。
 両県のこのような夏の天気の特徴は、米の単収にも大きな差をもたらしています。山形県の平年単収594kgに対し、宮城県は530kg、実に1俵の差です。県境に連なる山々は、山形県には米づくりに最適な高温多照という天気を恵んでくれています。冬には大雪を降らせますが。 

2016年7月25日 11:22