"穂肥はいつ"指切りげんまん田んぼを巡回

P1030852.JPG            指切りげんまんの皆さん
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出羽燦々の成育診断               巡回終えて

 7月8日、梅雨の晴れ間を見て、JA新庄もがみ酒米研究会”指切りげんまん”(代表指村貞芳さん)14名と、JA,アスクの関係者が酒造好適米「出羽燦々」、「美山錦」の青田を巡回しました。メンバーがお互いの田んぼを見て回り、穂肥(穂が出る25~20日前の追肥)の適期を判断するためです。
 田んぼは今中干し中で水は入っていません。泥に足を取られながら、イネの長さ、茎の数、葉の色、幼穂の有無などを調査します。この調査を成育診断と呼んでいます。粒が大きく、タンパクが低い高品質の酒米づくりに、この診断は欠かせません。
 診断の結果、本年の成育は草丈で58cm、葉色39(SPAD)でほぼ指標値並み、白い産毛のような幼穂は殆どのところでまだ見られませんでした。この診断に基づいて、穂肥はN成分で1.5kgを幼穂を確認したら遅れずに施用することにしました。
 グループが酒米づくりをして7年目、その取り組みが品質重視へと確実に変わってきたことを青田を回りながら実感します。巡回を終え、例年のように直会が 大いに盛り上がったのは言うまでもありません。直会は、酒米を作る仲間同志のつながりを強めるとともに、これからの作業の段取りなどを話し合う場でもあるのです。                            

2016年7月11日 10:14