アスク試験田の成育状況 3(6月30日)

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5~6月の気象経過     6月30日からは葉色調査が加わる

成育(6月30日).jpg 成育図(6月30日).png
成育の概況(6月30日現在)

 早いものでもう7月、めくった暦とともに山形は一気に夏を迎えました。真夏の日差しです。
 アスク試験田の6月30日現在の成育概況を上の図表に示しました。平年値対比(差)で、草丈は121%と長く、茎数は104%と並み、葉数はプラス0.3葉と早く、葉色はプラス0.2の並みとなっています。6月下旬は気温高く、日照時間は並みで経過したことから、成育は草丈長く、茎数は停滞気味で推移したと考えられます。
 分げつの発生が最高になる最高分げつ期は平年で7月5日ころですが、葉数の展開が早いことや、7月の気温は並み~高めと予報されていることから、総体的に2~3日は早まると見込まれます。
 出穂前20日の穂肥施用の時期も早まります。タイムリ-な穂肥の施用は、モミがらを大きくし大粒に育て、玄米タンパク含有率を下げます。高品質酒米づくりのキーポイントです。

2016年7月 1日 15:03