田んぼの水面に輝く夕陽

DSC_0101.JPG    田んぼの水面に夕陽が生え、田植えを終えた頃ならではの光景

 山形の田植えは、5月中~下旬にかけて好天に恵まれほぼ終了、田植えを終えた田んぼの水面に夕陽が映え、この節ならではの光景を見せています。
 アスク試験田で育つ酒米は、田植え時に3葉だった苗は、5枚目の葉が抽出、緑は一段と濃くなり、順調に成育しています。これからは、茎の数が増え逞しくなってきます。
 酒米生産に取り組んでいる平吹正直さんたちは、10日間以上にもわたった田植えを終え、ほっとする間もなく、育苗箱洗いの作業に追われています。
 爽やかに吹き渡る風にそよぐ苗、順調に育つことを願いつつも気になるのがこの夏の天気です。気象庁の発表によれば、「夏にはラニーニャ現象が発生する可能性が高い」とのこと。過去にラニーニャ現象が発生した夏は、猛暑になるケースが目立つと言われています。記憶に新しいのが2010年(平22)の記録的な暑さです。米の品質は玄米の白濁化によって著しく不良になりました。いわゆる”高温障害”です。高温対策には、水管理が決め手になるのですが、山の積雪が少なかったことから夏の渇水が懸念されます。
 でも、この指とまれの面々は乗り切ってくれるでしょう。これまでに培った酒米づくりの技術と経験で。
DSC_0087.JPG DSC_0086.JPG
一段と緑をました酒未来(山口泰弘さん) 育苗箱洗いの作業に追われる(平吹正直さん)
 

2016年5月30日 10:43