"この指とまれ"タネまき始まる

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原々種子を系統別にまくアスク社員 平吹正直さんらはタネ播きを委託する皆さんと
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山口泰弘さんは親子連携プレーで  押野弘行さんは大型播種機で3700箱/日を一気に

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 縁起をかつぐというわけでもないですが、大安の4月15日、豊穣を願ってアスク試験田、この指とまれグループがタネ播きをしました。
 試験田用に播いたのは、酒造好適米品種の原々種「羽州誉」・「龍の落とし子」・「山酒4号(玉苗)」・「酒未来」・「改良信交」・「京の華」・「酒の華」です。そしてアスクが10年がかりで育成してきた「生検2(仮称)」が新たに加わりました。さらに、酒造好適米品種の作柄解析には山形県の新品種「雪女神」が加わりました。
 原々種は前年に選抜した一品種5系統に分けて手まきします。一粒たりとも他品種が混入しないよう細心の注意を払らうことはもちろんです。隣の作業場では、この指とまれの平吹正直さんのグループが「羽州誉」・「龍の落とし子」・「改良信交」の原種の機械まきをしています。種子生産用のタネ播きですから、賑やかさの中にも、気を使いながらの作業です。 同日、山口泰弘さんも原種「酒未来」・「山酒4号(玉苗)」を播きました。ここは親子の連携プレー、ほほえましい光景です。18日には、「龍の落とし子」を栽培している天童市の押野弘行さんがタネ播きスタート、大型播種機で一日に4000箱近くをまくとのことです。
 播種した育苗箱は、平吹、山口さんは直にハウスに並べ、保温マットを被覆します。押野さんは、育苗器で2日間保温し、出芽させてからハウスで育苗します。
 このように、種まきや育苗の方法はそれぞれ違っても、これから田植えまでの1か月間、晴れた日はマットを脱がせて陽の温もりを与え、寒い日には着せて暖かくしてやるなど、毎日の天気とにらめっこしながらの管理が続きます。幼子を育てるように。

 

2016年4月18日 11:38