山形県の酒造好適米新品種「雪女神」

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晴れ間に姿を見せた雪女神(3月16日:左が月山、右が朝日連峰、天童市にて)

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 山形県の酒造好適米の新品種や雪女神(山形酒104号)の研修会が15日、山形市で開かれました。県内の生産者、酒造メーカの担当者90人が参加し、栽培技術や清酒製造技術のポイントなどを学びました。
 雪女神は、山形県農業総合研究センターで出羽の里を母、蔵の華を父として平成13年に交配、15年にわたって育てられてきました。雪女神は出羽燦々に比較して、
 ☆玄米千粒重は1g重い。
 ☆粗タンパク質は低い。
 ☆心白は発現率は高く点状型。
という優れた酒米適性を持っています。
 また、県工業技術センターで試験醸造が繰り返され、
 ☆アミノ酸が少なく、後味のキレが良い。
 ☆やや甘口で、酒質は重くならずスッキリしている。
という結果が得られています。
 雪女神は、純米大吟醸の原料米として期待され、28年には県内の殆どの蔵で醸造されます。山形生まれの酒にまたまた楽しみがひとつ増えます。



 

2016年3月17日 10:45