インド西ベンガルのあぜ道から(20)

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 インド西ベンガル州のほぼ中央、BARDHAMAN Bhater地区で、年明け早々の1月14日、日本稲の品種Hを田植えしたことを本ブログ1月21日号で紹介しています。それから2か月経った3月15日、乾季に育った品種Hは元気に穂を出しました。
 品種Hは山形で5月中旬に田植えすると、出穂は平年的な気象では8月初め、田植えから出穂までおおよそ80日間を要します。BARDHAMANでは山形より20日間早い計算になります。西ベンガルの1~3月は冬とは言え、山形の6~8月の気温に相当します。その分、成長が早まり栄養成長は短縮します。このため、草丈も短く60cmほどです。
 西ベンガル州は4月に入ると気温が急上昇、日平均気温が30℃以上になります。稲穂の稔りも一気に進みます。4月20日頃には刈り取り期を迎えるでしょう。これから暑さとの戦いが続きます。

2016年3月30日 10:19