"申年"おめでとうございます

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新年を迎えた立石寺(1月1日)                 申年の米の作柄

 明けましておめでとうございます。本年も「あぜ道日誌」のご愛読よろしくお願いします。
 山形の正月三が日は穏やかというより冬とは思えない温かい日で過ぎました。名刹立石寺の初詣、いつもなら雪景色の中、滑る足元を気にしながら石段を上るのですが、小雪が舞っているだけでした。
 アスクの仕事始めは今日、山形県護国神社で商売繁盛、無病息災などを祈願した後は、恒例行事となっている餅つきです。杵を持つ年男・年女を囲んでの社員一同記念写真、今年もよろしくお願いします。
 さて、暖冬で雪が少ないとなれば、冬の気象が米の作柄にどう影響するのでしょうか。気になります。東北地方では、古くから雪の多い年は豊作、少ない年は不作と言い伝えられているからです。そこで、過去の申年の作柄を調べてみました。上のグラフをご覧ください。作柄の統計がある明治12年から申年は11回あります。そのうち、7回が平年比100を下回っています。70%近い頻度です。反面、4回はグラフの緑棒の長さからもわかるように大豊作を記録しているのです。
 その科学的根拠はわかりませんが、”申”は稲妻が屈折して走る姿から神を表す漢字とか。とすれば、今年の作柄は神のみぞ知る、というところでしょうか。緊張する米作りの一年になりそうです。
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2016年1月 5日 12:58