品質は良好、かほく酒米栽培研究会

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 本ブログでたびたび紹介してい河北町の山酒4号(玉苗)研究会が20年間続いたこの名称を、さらなる発展をめざし”かほく酒米栽培研究会”に改称し、その総会が年の瀬も押し迫った28日に開かれました。会には奥山喜男会長ら生産者11名、研究会を支援する山崎商事、山米商事、そしてアスクの関係者が集い、今年の山酒4号の作柄を語り合いました。
 27年産「山酒4号(玉苗)」の品質は、グラフに示したように、玄米タンパク含有率は7%前後と低く、また千粒重は大きく、生産者間のバラツキも小さいなど、昨年産に引き続き良好でした。
 現在、山酒4号(玉苗)は研究会の熱心な取り組みにより作付けは16.5haまで拡大しました。それとともに、酒造好適米として県内外の著名な蔵元に注目されるようになりました。県内の蔵元からは、新藤酒造(米沢市)九郎左ヱ門雅山流、秀鳳酒造(山形市)純米大吟醸玉苗、男山酒造場(山形市)羽陽男山純米吟醸玉苗など、個性あるおいしい酒が育まれています。新たな年を迎えながら、山酒4号(玉苗)が醸す馥郁とした香りをご賞味いただければ幸いです。検討会終了後の懇親会が盛り上がったのは言うまでもありません。
 この一年間、拙いブログに目を通していただきありがとうございました。良い年をお迎えください。
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奥山会長の発声で乾杯   県内でも有数の大規模農家、奥山・土屋氏と歓談

2015年12月29日 11:59