月山の新雪に「もってのほか」映える
「もってのほか」の淡い紫が月山の新雪に映えます(11月1日、山形市郊外にて)
澄み渡った空の下で、山形市の郊外は色とりどりの菊の花に彩られています。中でも、「もってのほか」の淡い紫が月山の新雪に映える光景は、晩秋の山形の風物詩の一つです。「もってのほか」という愛称で呼ばれるこの菊、観賞用ではありません。食用です。独特の香りと風味、味の良さで、食用菊の横綱とも評価されています。
その名前の由来は「天皇の御紋である菊の花を食べるとはもってのほか」とか「もってのほかおいしい」などなどが転化したとか------。秋の夜長、シャキシャキとした歯ざわりを肴に酌み交わす酒、ついついもう一本。
2015年11月 2日 10:41