秋晴れの下、ASK愛山を刈る

P1030606.JPG P1030617.JPG
ASK愛山の原原種、倒伏はいつもより軽い 好天に恵まれ、蚊に刺されず刈り取りは順調
P1030621.JPG

 さわやかな秋晴れの空、絶好のイネ刈り日和に恵まれた18日、幻の酒造好適米”ASK愛山”の刈り取りをしました。兵庫県小野市の田んぼで。アスクが小野市の酒米生産者松本さんの田んぼで”ASK愛山”の種子生産に取り組んでいることは本ブログでたびたび紹介しています。
 この日の早朝、まだ薄暗い山形を出発、現地に到着したのが14時頃、ASK愛山の原原種は丈の長さに耐えきれず倒れてはいますが、軽いのに一安心。秋の日のつるべ落としを気にしながら、一服する間もなく刈り取りスタート。倒れているため刈りにくいものの、蚊に刺されることもなく、作業は順調に進み、1系統60株ずつ、300株を刈り終えました。
 刈り取った稲束は、花用のダンボール箱に詰め宅急便で山形へ。翌日に到着した花束ならぬ稲束は、直ちに乾燥します。10日ほど乾燥したのちは、脱穀・調製し、そのモミは来年松本さんの田んぼで増殖され、また、系統ごとに選抜した株は原原種生産用の種子になります。
 愛山は兵庫県で生まれ育ちました。このため、寒い山形では十分に育つことはできません。愛山は故郷で育まれてこそ芳醇な酒を醸す、その熱い思いを持ち続けての地道な取り組みは続きます。

 

2015年10月20日 11:02