トップを切って酒造好適米の刈り取り

DSC_0945.JPG 久しぶりに青空が広がり秋晴れに恵まれた9月14日、アスク試験田の周辺3haに作付けされている酒造好適米「羽州誉」の刈り取りが行われました。いつもより5~6日遅れてのスタートです。2台の大型コンバインがエンジン音を響かせ、1枚30アールの田んぼは40分ほどで裸にされます。その速さには驚かされます。それでも、長雨でぬかりやすいため、スピードは控えめとのこと。
 山口泰弘、平吹正直さん達は、14日に「羽州誉」、15日は「龍の落とし子」の種子の刈り取りを行いました。種子用コンバインで10アール1時間もかからないで刈り終えますが、大変なのがその後です。機械内にたまっているモミやワラ屑などを取り除くには半日仕事ですが、明日刈り取る予定の「改良信交」に「龍の落とし子」のタネが混入しないよう念入りな掃除は欠かせません。こうした面倒な作業を担うこの指とまれグループの手が、厳正な種子を生む、と言っても過言ではありません。
 間もなく秋の大型連休、でも米づくり農家はイネ刈りに追われる日々が続くでしょう。賑わいを見せる田んぼもまた米どころ山形の秋の風物詩です。
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「羽州誉」の種子を刈る山口泰弘、平吹正直さん

2015年9月15日 14:43