秋雨の晴れ間を縫って、刈取りスタート

 

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 明日、9月8日は二十四節気の白露、大気が冷え込み野の草に宿る露が白く見え、 秋の気配をひと しお感じる頃なのですが、山形は今日も雨が降り続いています。天気予報によれば今週いっ ぱいはぐずつくとのこと。
 そんな中、秋雨の晴れ間を縫って9月5日アスク試験田の刈り取りを行いました。早生品種 「羽州誉」、「龍の落とし子」、「改良信交」、「はなの舞」、「キヨニシキ」、「雪化粧」の原々種です。タネの生産ですので、5日ほどは早めに刈ります。原々種は、基本となるタネです。このため、他品種とは混合しないよう、また株間には異株がないかなど、一株一株目と手で確認しながらの作業です。それだけに手間がかかります。そのうえ、空を気にしながら。刈り取った稲束には品種名を書いた札を付け、杭に架けて20日間ほど自然乾燥します。
 「この指とまれ」も原種の刈り取りを予定していましたが、雨に濡れたイネはコンバイン刈りはできず、晴れ間を待つしかありません。「泣く子と天気?には勝てぬ」、「待てば海路の日和あり」、とも言うではありませんか。田んぼが賑わう米どころ山形の秋の風物詩はいつもの年より遅れそうです。

 

2015年9月 7日 11:07