杜氏さん、雨の中、酒米の成育を確かめる
酒米研究会のメンバー アスク試験田で酒米の成育状況を確認する
来年からデビューする酒造好適米品種”雪女神”(左:高畠町二井宿、右:南陽市砂塚にて)
県内の天気、一向に回復する兆しはありません。今週いっぱいもぐずつきそうです。きのう(30日)の山形市の最高気温は19.7℃、10月中旬並みでした。
そんな悪天候の中、29~30日の2日間、県内蔵元の杜氏さん達、県工業技術センター、そしてアスク社員の酒米研究斑のメンバーが置賜地方の酒米圃場を視察しました。杜氏さんは、日ごろ田んぼに入って稲を直に見る、触れる機会は少なく、年一回ですが田んぼを見るのは、酒造りにとって大変勉強になるとのこと。
今回は、酒造好適米の新品種として来年から本格的にデビューする”雪女神”の田んぼを主としてまわりました。降りしきる雨をもいとわず、ぬかるむ田んぼに入り、成育を調査し、生産者の声を直接聞く、杜氏さん達のこの地道な姿勢が山形のおいしい酒を造る原動力になっている、さわやかな秋空を待ちながら、そう思えた置賜地方の田んぼ視察でした。
2015年8月31日 11:11