日照不足、品質への影響は

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 8月第6半旬に入っても依然として涼しい天気が続いています。いつもの年より早い秋の訪れに驚いています。さて、この天気、登熟や品質にどう影響するでしょうか。気がかりです。
 アスク試験田の成育は、上の図表に示したように、稈長は平年並み、有効茎歩合が91%と高まったことから穂数はやや多めとなっています。有効茎歩合とは、最高茎数に対する穂数の割合ですから、この値が大きいということは、イネの体づくりが健全に進んだ証しでもあります。
 ところで、早まった出穂を直撃した8月上旬の猛暑、お盆過ぎからは一転して日照時間は少なく、8月中旬が平年の54%、第5半旬が13%で経過、9月3日までの天気予報も傘と雲のマークが続いています。
 登熟期後半のラストスパートにはもっと日照が欲しいところです。4日以降、爽やかな秋空が来ることを期待しましょう。
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アスク試験田の穂は重く垂れていますが、登熟のフニッシュにはもっと日照が欲しい
 

2015年8月27日 10:59